人情幕ノ内

人情幕ノ内 1 (ヤングジャンプコミックス)

の、続刊をずっと待っていることも書こうかと思ったら、

御誂人情幕の内 1 (SPコミックス)

これはどういうことだ。買うべきか？　しかも出版社、浮世艶草子と一緒だ。もっとよく棚を見てくるんだった。（検索したら、どうやら新作が入ってるらしい。買いだ！　買い！）

絵柄の印象が強いです。もちろん、話も好きなんですが、まずは絵！

ぶっちゃけると、確かにどこかにはある絵だと思います。が、何故か新鮮です。時代物のとっかかりにはとても良いんじゃないかとか、色々オススメの言葉は出てくるのですが、一言では言えない。味があるという深みでもなく、軽いわけでもなく。この絵柄と時代物が、見事に合っているとしか言いようが無い。

とにかくオススメなんです。

この本を買ったときの行動をよく覚えてます。個人的に神の厳選が並んでいる小さい本屋で（ここは雑誌も神です）、背表紙を見て手に取り、何となく読みたい気分になり、でもどうかな表紙のカラーでは漫画の絵柄がわかんないな、どうしようかなと一旦棚に戻し、でも何かやっぱ気になるな、買ってもいいか、えーい物は試しだ、でも……と二回棚に戻した。

帰って読んでから、ああ買ってよかったと本屋での行動を思い返すほどだったので、覚えているというわけです。