椅子の背にかけた上着

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同人誌

本を作ってました。
文庫本が二冊、A5のペラいのが一冊。
これで一旦本作りは置いとこう。中身を作るのと全然違う作業なので、こればかりしてると中身ができてこないんです。


文庫本が作れたのは本当に嬉しかった。自分でも読みやすくできることとか、カバー付きの、紙の薄さなど徹底的に探した。本当に良い文庫本ができて嬉しい。それは本当に嬉しいと思ってる。


昔とは、自分の作り方が完全に変わってしまった。
漫画のころはイベント取って逆算で〆切設定して、日割りして、漫画描いた。
小説を始めた頃は、本にしないでサイトでずっと出してた。その後ぐらいにpixivが流行ってきた。


今は、とりあえず活動は小説。たくさん書いた。人生で一番書いたし、まだ書く。ちょっと本作りから頭を離して、そのこと自体だけをする生活をしたい。一応バイトしてる。それ以外を書くことだけで埋めたい。延々と。思いついたことからぶわっと。私の手から自由に紡ぐ快感。これを知ってしまうと、書くことから離れられない。楽しい。


私は書いてないのを本作りのせいにしてますが、並行してやってると気が散漫になるんで、ほんとに書けない。集中して書き上げたい。あの集中の世界で快楽に埋もれていたい。それが一番楽しいこと。それを本にして売るのは別のこと。だって、読んでもらうだけならpixivで十分なんです。内容さえ分かればいい。それを好きだとか嫌いだとか、読んだ人が思ったらいい。そう思ってる。評価なんかいい。少しずつ本のグレードアップして、集金したお金を増やしてってもっと本を作って、っていうことは、……正直疲れる。そういう算段ができないってわけじゃないけど、私は読んでもらえる環境があって無理なく活動できるのだから、それで十分って思う。


読んでもらえたらいいなあと投稿することが、ちょっと楽しい。
でも本当に楽しいのは、お話をどんどんと手から書き出していくあの時間。大好きだ。